ララが下半身麻痺になってから、尿素窒素(BUN)とクレアチニン(CRE)の数値が急激に悪化し、
腎臓病の治療として皮下輸液(皮下点滴)を毎日するようになりました。
しかし、下半身麻痺の大型犬を毎日病院に連れていくのはやはり大変で、病院の先生から薦められて自宅で点滴を続けています。

そこで、自宅での皮下輸液の方法を紹介したいと思います。

 

1. 輸液を用意

ララが現在使用している輸液は、リンゲル液というものです。

点滴1

 

 

 

 

 

 

 

 

大型犬(ラブラドール・レトリバー)なので、500ml一パック全部を一回に入れていきます。
また、大量の輸液を一度に入れるため、体温が低下し犬が寒がることがあります。
冬の寒い日などは、使用前にパックごとお湯に浸して温めてから使うと良いです。

 

 

2. 輸液チューブの先端を輸液口に刺す

輸液チューブ先端の尖っている部分を、輸液パックのゴム部分に刺します。

点滴2

 

 

 

 

 

 

輸液口は穴が3つありますが、どれに刺してもOKです。

 

 

3. 輸液チューブの管と針をつなぐ

点滴3

 

 

 

 

 

 

このとき、輸液チューブの口部分を触らないよう気をつけます。
もし触ってしまったら、アルコール綿で消毒します。
輸液チューブも針も、接合部分が汚れないよう、使用後は抜かずにそのままにしておき、
次回の使用時にその場で付け替えるようにします。

 

 

4. 輸液チューブのポンプ内に半分程度輸液を溜める

輸液チューブのポンプを数回ほど押して、輸液がポンプ内に半分程度溜まるようにします。

点滴4

 

 

 

 

 

 

その後、ストッパーをゆるめて輸液チューブ内の空気や前回の残った輸液を放出します。

点滴5

 

 

 

 

 

 

そして、輸液パックはS字フックなどを利用して、ドアの上など高いところに吊るします。

 

 

5. 背中の皮を引っ張り、皮下に針を刺す

針を刺す部分の皮膚は、アルコール綿で消毒しておきます。
針穴は必ず上を向くようにして…

点滴7

 

 

 

 

 

 

背中の皮をつまんで三角のテントを作り、45度の角度で針を刺し、針全部が入るまで差し込みます。

点滴6

点滴11

 

 

 

 

 

 

 

輸液チューブのポンプ内の輸液の落ち方を確認します。

点滴10

 

 

 

 

 

 

輸液の落ちが悪い場合は、背中に刺した針先の向きを変えると、
スムーズに落ちるようになることがあります。
スムーズにいけば、500mlの輸液も10分~15分程度で終了です。

 

 

6. 針を抜き、コットンで押さえる

輸液が全て入ったら、ストッパーで輸液を止めてから、針を抜きます。
針を抜いたところから輸液が漏れたり出血することがあるので、1分くらいコットンで押さえておきます。

点滴9